妥協をしすぎない

バブル時代や景気が良かったころから比べると、今は非常に転職が難しくなってきているように思います。
今よりもスキルアップをしたい、ベースアップを図りたいという気持ちで転職活動を行っても、前職よりも転職後のほうがサラリーがアップしたという方は全体の中でもかなり少ないのではないでしょうか。

それどころか、採用してくれる企業自体が少なかったりして、最初は2、3社応募すればすぐに転職が決まると思っていたのに、気づけば20社以上の企業に応募していた、転職エージェントにたくさん登録しているのに1年経過しても転職先がまだ決まっていない……という方もいらっしゃるようです。

そのうち、当初はスキルアップをや収入アップのために転職活動をしていたはずが、「採用してもらえればどこでもよい」という気持ちになり、いざ転職が決まったときには前職よりもかなり低条件で転職することになってしまった、という方も少なくありません。
ぜひそのようなことがないように、転職で妥協をしすぎないように意識していただきたいと思います。

転職をされた方で、転職先に100%満足をしているかというヒアリングをしたときに、「100%満足している」という方が意外と少ないことに驚きます。
転職しても収入が上がらなかった、という方が多いのはもちろんですが、若干収入が上がっても残業時間が増えていたり、人間観会があまりよくないなど、どこかに不満を持っている方が多いのです。
100%満足できる転職というのは難しいかもしれませんが、せめて「転職してよかった」と思えるようでないと、転職した意味がありませんよね。

転職活動を続けていると、当初の目的としていたものが見えにくくなってしまうことがあります。
エージェントに相談しても、「厳しい時代なので……」といわれると、そうなのかなと妥協をしてしまうこともあるでしょう。
しかし、妥協をしてよくない条件の企業に転職をするなら、しないほうがよいのかもしれませんよ。
転職活動に疲れてしまっても、そこで麻痺してしまうことなく、自分の意思をしっかりと確保しておくことを忘れないで。

くじけそうになってしまったときは、転職に成功した知人のお話を聞いたり、自分のスキルに見合った転職はどういった分野になるかということを見なおしてみるとよいと思います。
成功者の話を聞けば励みになりますし、自分があまりにも高望みをしているのではないかということを確認することも必要です。
なかなかうまくいかないときは、リセットしたり、リフレッシュをしながら、納得のできる転職に成功するように努力していきましょう。

転職エージェントの落とし穴

転職エージェントは、転職活動をしている人を支援するためにいろいろなサポートをしてくれるとてもありがたい企業。
しかし、転職エージェントも慈善事業でサポートをしているわけではありませんので、やはり成績というものがあります。

転職エージェントは、転職者と企業を結びつけ、無事転職が決まったときにマージンが入る仕組みになっていますので、より転職を決めたほうが、転職エージェントの利益も大きくなるわけです。
このため、転職者のことをきちんと考えていないエージェントでは、ただ転職を決めるために、転職者にとって不利な状態で斡旋などを行っているところもあります。

一例として、3年前に転職エージェントを利用して転職したHさん。
自分で求人情報を見つけながら転職活動をしていたのですが、限界を感じてエージェントに一任することにしました。
その後すぐにとある企業を紹介され、雇用条件を確認したところ、基本給が希望より少なかったことに気づきます。

しかし、残業が週に6時間程度あること、残業代が支給されるということから、残業代を加味したらこれまでの仕事とさほど変わらない収入になるので、問題ないかと思い推薦を進めていただくことに。
トントン拍子に話は進み、無事転職が成功したかに思われましたが、エージェントに提示された雇用条件と、実際の雇用条件がまったく違っていたのです。

基本給が低い点では同じでしたが、残業が日に6時間もあること、そして残業代が一切入らないのです。
これでは体を壊してしまいますし、ブラック企業以外の何ものでもありません。いそいでエージェントに確認をし、残業時間と残業代について確認したところ、「こちらでは一切関係ない、決まってしまったものはもう取り返せない」の一点張り。
すぐに退職するという手もあったのですが、職歴に傷がついてしまうと考えたHさんは、泣く泣く3年間働きました。
その後はまた別の企業に転職をし、現在は充実したワークライフを送られているようです。

あとから聞いたら、そのエージェントはHさんが転職した企業に何人も同じ状況で推薦をしているようで、同じ思いをしている方がたくさんいたのだそうです。
こういった悪質なエージェントについては、面談を受けている段階ではなかなか確認できないので、自分で企業との面接の際に、雇用条件についてしっかり確認するなどの対策をとるしかありません。
こうした悪質なエージェントに引っかからないように、利用の際には口コミなどをしっかりチェックするなど、事前の対策も重要です。

一日でも働いたら職歴になるの?

職歴詐称の問題というのはかなり境目が難しいものになりますが、どうすればよいのか判断に迷うケースとして、「ごく短期間のみ働いた場合でも、職歴として職務経歴書に記入しなければならないのか」という問題があると思います。
特に、転職先が原因て一日で仕事を辞めてしまった場合などは、職歴としては残したくないですよね。
この問題について考えてみましょう。

本来であれば、一日でも仕事をしたのであれば、職歴として残すべきなのでしょう。
しかし、現実的に考えて、その仕事を職歴として残そうが残さまいが、次に採用する企業は大きな問題にはしないと思います。
ですので、履歴書に記載しなくても、職歴詐称などで訴えられることはありません。

こんなケースがあります。
ある男性が、求人サイトの情報を見て某企業に応募し、内定をいただきました。
しかし、初日から2時間の残業。その会社はタイムカードではなく、エクセルで作成された社内の勤怠入力表にその日の勤怠を入れるようになっており、そこで会社の方から「残業時間は申告しないでください」といわれたのだそうです。

これについて、働いた分は申告し、残業代がもらえないと困ると当然します。
求人サイトにも、残業代が支給されることについては記載があった旨を説明したところ、「それは古い求人情報で、現在は残業代の支給は行っていない」との返答。
今後も毎日何時間もサービス残業をさせられる可能性を懸念した男性は、その日でその企業を退社しました。

男性はすぐに新たな転職先を探し、幸い内定を受けて現在新しい会社で働いていますが、前職での職歴については職務経歴書には書かなかったそうです。
何かのきっかけでその件について会社側から問われたら、残業についての話をした上で、「1日のみの仕事だったので、職歴にカウントされないと思い記載しなかった」と話せばよいと思っている、とのこと。
確かにそうですよね。

この、短期間での職歴についてはさまざまな意見がありますので、きちんと履歴書に書くべきだと考えるのであれば、書いてもよいと思います。
この問題については、転職支援サイトやQ&Aサイトなどにもたくさん事例が掲載されていますので、一度目を通してみるとよいでしょう。
ただし、退職理由や短期間の期間によっては記載したほうがよい場合もあると思いますので、すべてにおいていえることではありません。
誰かが言ったから、という理由で行動するのではなく、すべての判断はご自身の責任で行いましょう。

どの会社に応募すればいいかわからなくなってしまった。

みなさんは転職活動をする中で、今後どんなキャリアプランを描くのか、そしてどういった業界や会社に入ればいいのかわからなくなってしまったことはありませんか?

今あなたが行っている仕事が専門職のようなもので、会社を変えても引き続きそのノウハウを生かせるようなものであれば会社を選ぶだけでいいかもしれませんが、今あなたが従事している業務とは全く異なる仕事へ転職したいという希望があるのであればそれなりの覚悟をする必要があります。

転職をする場合、転職先の会社には中途採用という形で入るため、やはり求められるものは即戦力となります。これまでの経験を活かした活躍をしてくれる人を、企業は欲しがるでしょう。そのため中途入社であれば全くの未経験は滅多な事がないと採用に至らないでしょう。

ちょっと世知辛い話かもしれませんが、転職活動は年齢が上がっていくにしたがって非常に難しくなります。やはり若い人材、これから伸びしろがある人材を欲しがるのは世の常でしょう。はやり企業は人によって支えられ、成長するものなので、これは致し方ない事です。

未経験でも中途で採用されるのは20代までだと考えていたほうがよいでしょう。30代になると未経験での中途採用は非常に難しくなります。

みなさんは転職しようとする会社の情報をどう入手しているでしょうか。転職サイトで紹介されている会社情報だけでは見えないことがたくさんあります。やはり情報を常に入手する癖をつける必要があります。自分が所属している業界と同じ業界に転職を希望しているのであれば、どんな会社が力があるのか、その力は今だけなのか、継続性があるのか、転職前にしっかりと見極めておかないと、転職するまでは業績が良かったのですが、転職してから業績が落ち込み、せっかくの転職が水の泡になってしまうというケースはゼロではないと思います。

転職サイトの会社情報に合わせ、会社情報の確認用に四季報なども照らしあわせてみるといいでしょう。また人に聞いたりサイトの会社比較サイトなで確認するのもひとつの手だと考えます。

どの会社に転職していいかわからなくなってしまった場合、新聞から情報収集するのもひとつの手段ではないでしょうか。新聞はさまざまな分野のニュースが取り上げられています。そういった情報のなかから自分が進みたい道をさがしだすのもいいかもしれませんね。

一生に何十回もすることではありませんから、しっかりと見定める力をつけましょう。

募集要項の見方がわからない

求人サイトをチェックしていて、大きい会社になると、会社の雰囲気から企業理念まで、かなり大きなスペースをとって掲載している企業がありますね。
あのようにたくさんの情報を一度に掲載していると、募集要項が混乱してしまってよくわからないということもあるのではないでしょうか。
また給与についても、「年収200万円から600万円」と、何100万円もの差がある企業があり、自分はどれに当てはまるかというのがわからず、応募に踏み込めないという方もいらっしゃる様子。

大企業で募集要項があまりに長いときは、まず「応募資格」からチェックしてしまいましょう。
企業が求める年齢や経歴などが、自分と合っているかどうかを確認し、それから給与面をチェックします。
この給与面がクセモノで、「経験者優遇、年収200万円から600万円」と書いてあると、自分が同じ分野から転職をするとしたら、350万円くらいからかな?と期待してしまいますよね。

しかし、これはほとんどの場合、経験者でも一年目は一番年収の低いところから始まると思っていて間違いないと思います。
最初は最低ライン、その後実績を考慮して上げていく、という流れが一般的です。
しかし、例えば年齢が30歳以上で、年収が200万円ってありえない!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、恐らくある程度の年齢の方でも、よほどわかりやすい実績がない限りは、年収は最低ラインからだと思われます。
そのため、求人情報をチェックするときは、企業理念などよりも、まずは応募資格と年収のところをチェックし、それから企業理念や会社の雰囲気をチェックしていくほうが、効率的に求人情報を網羅していけます。

ただ、これまでしっかりとした実績を積んできて、それに対する自己アピールもでき、企業があなたにどうしても働いてほしいと思ったときには、面接の時点で給与の交渉をしていただけることもありますので、企業理念などを見て、この会社で働いてみたいと思ったら、とりあえず応募してしまうというのもひとつの手です。

転職組のHさんは、転職時にやはり同じ条件で、「年収300万円から600万円」と記載のある企業位応募しました。
しかし年収を下げる気は一切なかったので、「自分はこれまでこのような業務に携わってきて、こういった実績を上げてきた。そのため、御社でもマネージャークラスから仕事を始めたい」ということをアピールしたのだそうです。
結果、かなり異例の転職時からマネージャークラス、年収据え置きでの転職に成功したのだとか。

しかし基本的には、募集要項がわかいにくいときは、その最低ラインから始まると思って応募を検討されたほうがよいでしょう。
その後の交渉はあなた次第です。

面接に行ったけど、その企業では働きたくない

求人情報をチェックして、よさそうだなと思って面接を受けたはいいものの、
実際に面接を受けてみたら、思っていた企業と印象が違っていた、ということはありませんか。
合格してもその企業ではやっぱり働きたくないな、というときはどう対応すればよいのでしょうか。

面接を受ける側の人間も、少しでも企業からの印象をよくしようと、普段よりもしっかりして見せようと
しますが、それは企業も同じこと。募集要項ではかなりの優良企業のような印象を与えておいて、
実際はちょっとブラックかも?みたいなケースはよくあります。

面接修了後に「もしこの企業から内定をもらっても、ここで働くのはちょっと……」と思うのであれば、
内定を辞退することはもちろん可能です。新卒の面接のときだって、複数の企業から内定をいただいたら、
入社する1社以外の内定は辞退するのですから、転職のケースだって辞退しておかしいことはありません。

この場合、「合否の結果が出てから辞退する」のがよいのか、
「合否の結果を待たずにすぐ辞退する旨を伝える」ほうがいいのか、どちらが正しい対応なのでしょうか?
これはその企業によって受ける印象が決まってくると思われますので、一概にはいえませんが、
どちらも正しいかもしれません。

まだ受かるとも限っていないのに自分から辞退するのは、相手の企業に失礼なのでは、という気持ちから、
合否の連絡が出るのを待って、合格したら辞退する、という流れも間違いではありません。

しかし、その選考の手間をかけないように、面接終了の時点で「別の企業から内定をいただいてしまった」
などの理由をもって辞退するということも、決して間違いではないと思われます。

よって、辞退のタイミングはご自身が正しいと思われるときに申し出てよいのではないでしょうか。
それか、選考までの期間を伺っておいて、日数がかなりかかるようであれば、選考が出る前に辞退を申し出る、
というのもスマートです。

選考までに時間がかからないのであれば、合否を待ってからでもよいかもしれませんが、
選考までに1週間、2週間という時間がかかるのであれば、その間に「別の企業から内定をいただいた」
といっても不自然ではありませんよね。

自分から応募をしておいて辞退をするというのは失礼なのでは、と考えてしまうかもしれませんが、
流されて入社し、試用期間中に辞めてしまうほうが、企業からすればよっぽど迷惑な話です。

そこでの就業を考えていないなら、どのタイミングであったとしても、
その意志はきちんと相手企業にお伝えするのが誠実な対応であるといえるでしょう。

面接に遅刻しそう

面接に遅刻しそうになってしまっても、慌てることはありません。
遅刻の理由が確固たるものなら、決して遅刻しただけで企業からあなたの信用が失われることはないのです。
しかし、単なる寝坊だとしたら、それはNG、その企業とは縁がなかったと思ってあきらめましょう。

では、確固たる遅刻の原因と、そうでない遅刻の原因について考えてみます。
胸を張って言い切れる遅刻の理由は、電車遅延や交通事故。
自転車や徒歩で行ける職場でない限り、交通機関の遅延は可能性として必ずあるものですので、その遅延が原因であれば、すみやかに企業に連絡をしましょう。
「◯◯線が◯◯の理由で◯分遅延しているため、面接に◯分遅れてしまう可能性があります」ということを説明すれば、遅刻でも面接を受けさせてもらえるか、日を改めるか、何らかの指示が入るはずです。
そして、この遅延が原因で面接が不合格となってしまうことはまずありません。

完璧にNGな理由は、寝坊、急用など、自己都合でも遅刻。
これは、もう言い訳できませんので、面接を受けるとしても、まず不合格だろうなという覚悟で臨んだほうがよさそうです。
まれにそれでも採用してもらえるケースがあるかもしれませんが、寝坊で面接に遅刻するような人を採用する企業自体がどうかな、と思ってしまいませんか?

これ以外の理由は、すべて判断が微妙になってきます。
例えば急病の場合、本当に急病で面接に行くことができなかったとしても、
自己管理能力を問われますし、嘘をついていると思われてしまうかもしれません。
また、面接自体そう長い時間拘束されるものではないので、少しくらい無理をしても来てほしかった、と思われてしむかも。
逆に、きちんと事情を信じてもらえれば、次回日を改めて面接したときに、問題なければ採用してもらえるかもしれません。
冠婚葬祭などの急用においても同じです。

とにかく、面接に遅刻しそう、遅刻してしまうことになったら、一分でも早く企業に連絡を入れることがまず第一。
対応が早ければ早いほど、巻き返しの可能性も高くなります。
遅刻することになって、面接に受かるか落ちてしまうかがとても心配になってしまうと、メンタル的にもあまりよろしくありません。
そうならないように、電車が数分遅れても余裕をもって到着することができるくらい、時間にゆとりを持って家を出ることや、
面接のときに体調不良にならないようにしっかりと自己管理をするなど、遅刻しないような努力をすることを怠らないようにしましょう。

履歴書を忘れてしまった

決してあってはならないことですが、面接の日に履歴書を忘れてしまった場合の対処法について考えてみましょう。
というか、大事な面接の日に履歴書を忘れたことのある人なんているのでしょうか?
実はいらっしゃいます。

ある方は、面接の日に履歴書を忘れて来てしまいました。
集団面接だったのですが、建物に入ったときに履歴書を持ってきているか確認すればよかったものの、面接会場に入り、履歴書から企業が指定した用紙に経歴を書き写すように指示があったときに、バッグの中に履歴書がないことに気づきました。
履歴書はその後提出する必要がありましたので、素直に面接官の方に履歴書を忘れてしまったことを告げたところ、とりあえず覚えているところだけ用紙に書いていただき、履歴書は後日提出でよいということで、面接を継続していただけることになりました。
その後無事面接を終了し、なんと合格してしまったという嘘のような本当の話なのですが、この方はかなり経験のある内容の仕事に応募していたので、テストの出来もかなりよく、即戦力として活躍できる保障のようなものがあったから合格できたのかもしれません。

まず、履歴書を忘れて面接に行くなどといことはありえない事ですので、日頃から忘れ物が多かったり、ちょっとおっちょこちょいな面がある方は、家を出る前に必ず持ち物チェックを行いましょう。
持ち物リストすら不安がある方は、事前に持ち物リストを作成し、玄関においておいて、家を出る前にリストと荷物を照らし合わせるくらいの慎重さが必要です。

それすら忘れてしまい、結果履歴書を忘れてしまったら、面接が始まる前に、速やかに面接官に報告しましょう。
できれば後日日を設けていただくほうが望ましいですが、そのまま面接を受けてよいという許可が出た場合は、面接を受けて帰りましょう。その場合、不採用になってしまう可能性は高くなりますので、ある程度覚悟しておく必要があります。
改めて面接日程を設けていただければ、次は準備万端で挑むことができますので、できれば仕切り直ししたいところ。
そのときも履歴書を忘れてしまったら、その企業にはご縁がなかったものと思って諦めたほうがよさそうです。

履歴書だけでなく、筆記用具も必ず持参しましょう。
筆記用具は面接の時点で持参するように指示がなかったとしても、自発的に持参するのは常識です。
そのほか、企業から指定があった持ち物については、忘れずに前日までに準備をし、万全の体制で面接に臨みましょう。